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全日空を厳重注意 国交省、定員超過で走行開始

国土交通省は11日、福岡発羽田行きの全日空便で搭乗手続きが済んでいない乗客を搭乗させ、定員を1人超過したまま走行を開始するトラブルがあったと明らかにした。離陸前に客室乗務員が気付いて引き返した。国交省は同日、全日空を厳重注意するとともに再発防止策を25日までに報告するよう求めた。

全日空によると、トラブルがあったのは9月30日の256便(定員405人)。40代の男性と10代の息子がそれぞれ席を予約したが、息子が誤って男性の席の2次元バーコードをスマートフォン(スマホ)にダウンロードした。親子が保安検査場や搭乗口を通過する際にエラーメッセージが出たが、検査場の係員や同社の担当者はスマホを何度も読み取り機器にかざしたことが原因と判断して通過させた。

検査場で「再通過」のレシートが出ており、社内マニュアルはレシートが出た際に検査場から同社の担当者に連絡するよう規定していたが、検査場の係員はマニュアルの手順を踏まず事態を伝えていなかった。

息子の席はキャンセル扱いになって別の客が座ったため、男性が立ったままになっているのを客室乗務員が気付き、定員オーバーが発覚。同便は引き返して2人を降ろし、当初から約45分遅れて再出発した。

全日空は「深くおわびするとともに注意を非常に重く受け止めている」とコメント。エラーが表示された際の対応の見直しや搭乗客の本人確認作業の徹底などの再発防止策を実施する方針。

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