2019年5月25日(土)

3歳児は寝不足傾向 環境省調査、親の遅い帰宅一因

2016/1/12 12:52
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3歳児の約30%が午後10時以降に就寝し、約7%は睡眠時間が10時間未満の寝不足状態にある――。そんな現状が、全国の子供約10万人を対象にした環境省の大規模調査で分かった。分析した山梨大によると、共働き家庭が増えて親の帰宅時間が遅くなっていることも、子供の遅寝が増えた一因とみられる。

調査は2011年以降に生まれた子供が対象で、睡眠状況について母親にアンケートし、15年11月時点で集計した。就寝時刻は午後10時以降とした子供の割合は1歳で13%、1歳6カ月で16%。3歳では29%に上った。

出産時の母親の年齢が20歳未満か、40歳以上だった子供は遅寝の傾向が顕著だった。母親が40歳以上の場合、上の子の影響で遅くなっている可能性があるという。

また、昼寝を含む1日の合計睡眠時間は、3歳児の場合、10時間未満が7%、10~12時間未満が44%、12~14時間未満が47%、14時間以上が2%だった。睡眠が10時間に満たない子供は生後1カ月でも2%、1歳では3%いた。

3~5歳児は10~13時間眠るのが適切とされている。分析した山梨大の山県然太朗教授は「日本の赤ちゃんは国際的に見ても睡眠時間が短い。幼児期の寝不足がその後の成長にどう影響するのか、継続して調査したい」としている。

化学物質や環境が子供の成長に与える影響を調べる環境省の「エコチル調査」の一環。同省はこれらの結果を、16日に日本科学未来館(東京・江東)で開くシンポジウムで発表する。〔共同〕

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