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長野の祖母・弟殺害に無罪判決 東京高裁、責任能力を否定

長野県松本市で2014年4月、祖母と弟を殺害したとして殺人罪に問われた無職の男性(33)の控訴審判決で、東京高裁は11日、懲役8年とした一審・長野地裁松本支部の裁判員裁判の判決を破棄し、無罪を言い渡した。大島隆明裁判長は「心神喪失だった疑いがある」として刑事責任能力を否定した。

大島裁判長は、男性が2人の顔や首を繰り返し刺したことを挙げ、「極めて執拗で、殺害の目的を達するための犯行としては過剰」と指摘。統合失調症によって祖母を悪魔と妄想した影響が大きかったとして、責任能力を認めなかった。

控訴審判決によると、祖母(当時89)は果物ナイフで60カ所以上、弟(同28)は100カ所以上刺され、失血死した。

一審の裁判員裁判では責任能力の有無が争われず、14年12月の一審判決は、精神障害によって心神耗弱だったとして限定的な責任能力を認めた。

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