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女子の体力最高に、小5・中2全国調査 「底上げ奏功」

スポーツ庁は11日、全国の小学5年生と中学2年生を対象にした2015年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)」の結果を公表した。50メートル走や反復横跳びなど8種目の結果を点数化した体力合計点(80点満点)で、女子は小中とも過去最高になる一方、小5の男子は過去最低だった。

運動やスポーツが「好き」と答えた女子も増加する傾向が見られた。結果を分析した筑波大の西嶋尚彦教授(スポーツ統計学)は「運動嫌いや習慣のない女子に対する各地の重点的な取り組みが奏功した」としている。

小5女子は8種目のうち、上体起こしや50メートル走など5種目の成績が過去最高に。一定時間内に20メートル走を繰り返す、20メートルシャトルランの平均記録は40.7回となり、初回だった08年度の38.72回より約2回分向上した。

これまでの調査結果から、女子は男子と比べて運動習慣がなく、体力や運動能力の低下につながっているとの指摘があった。このため、国や自治体は底上げの取り組みを推進してきた。

和歌山県では13年度に、女子が楽しみながら運動できるダンスなどのプログラムを開発し、体育の授業などに導入。全国平均以下だった中2女子の合計点が15年度に初めて平均を超えた。

一方、握力とボール投げの全国平均は、小中の男女とも08年度以降で最も低かった。小5男子のソフトボール投げは22.5メートルと08年度から約3メートル短くなった。同庁の担当者は「ボール投げだけでなく、日常生活で重い物を持ったり、力を入れてひねったりする経験が減っているのではないか」と話している。

同庁は今年度から、日ごろの体育の授業内容を点検するシートを各校に配布。専門家による講習会を開いて高得点の学校の取り組みを紹介し、改善を促していく。

調査は08年度に始まり、7回目。15年4~7月に全国の約213万人の児童生徒を調べた。6~79歳の運動能力を調べ、体育の日に合わせて公表している「体力・運動能力調査」とは別調査。

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