韓国セウォル号沈没、船長に懲役36年 地裁判決

2014/11/11付
保存
共有
印刷
その他

【光州=共同】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、光州地裁は11日午後、乗客を救助せずに船を脱出したとして殺人罪などに問われた船長のイ・ジュンソク被告について、殺人罪は認めず、遺棄致死罪などで懲役36年(求刑死刑)の判決を言い渡した。

同被告側は、乗客が死んでも構わないとの「未必の故意」を否定し、裁判所の判断が注目されていた。

検察側は論告で、イ被告が乗客らに船室で待機するよう船内放送で指示し、救助措置を取らずに船から脱出したとして不作為の殺人罪が成立すると主張。運航責任者として「最も重い責任がある」として死刑を求刑した。

イ被告側は、待機命令の後に脱出命令の放送も流すよう指示したと主張し、殺人罪を否認していた。

韓国には死刑制度があるが1997年を最後に執行されておらず、国際人権団体は「事実上の死刑廃止国」と認定している。

セウォル号は4月16日、南西部珍島沖で沈没。船室待機の放送に従い多数が逃げ遅れ、修学旅行中の高校生ら295人が死亡、9人が行方不明になっている。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]