2019年2月19日(火)

禁酒令の島、とっくり公開 北海道奥尻、故意に割る?

2017/8/11 19:12
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約130年前に禁酒令が敷かれた北海道の奥尻島で、同時期に現在の新潟市などで生産された焼酎とっくりが公開されている。島の遺跡から出土し、一部は細かく割れていた。展示している奥尻町の稲穂ふれあい研修センターは「禁酒令を受け、故意に割った可能性がある」と説明している。

同センターや松前町教育委員会によると、1860~1902年に生産された「越後産焼酎徳利」で、焼酎を詰めてから日本海を渡る北前船で運ばれた。高さ約25センチ、最大直径約14センチで、町内の青苗遺跡から76~77年に5個出土した。割れていた3個は、破片をくっつけて復元した。

奥尻島では1885~90年に禁酒令が敷かれていた。不漁続きで酒に溺れる漁師が多く、戒めるため現在の町長に当たる「戸長」が禁酒を命じた。違反者には罰金を科したという。

同センターの稲垣森太学芸員は「取り締まりを担当する人が見せしめとして処分したのか、住民による証拠隠滅なのかは分からないが、故意に割ったのだろう」との見方だ。偶然落とした場合、破片はより大きくなるとみられるという。

奥尻町は近年、日本酒やワインを特産品としてPRし、昨年には「奥尻島地酒で乾杯を推進する条例」を施行。酒にちなんだ町おこしの一環として、同センターで保管していたとっくりも展示することになった。

センターは10月28日まで、木曜日と土曜日の午前9時半~午後4時半に開館。観覧は無料。〔共同〕

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