心臓機能をiPSで回復 信州大など、免疫合うサルに移植

2016/10/11 12:28
共有
保存
印刷
その他

 信州大学の柴祐司准教授と医薬品安全性試験などを手掛けるイナリサーチ、京都大学などはサルのiPS細胞から作った心筋細胞を免疫の型の合う別のサルに移植し、治療効果を確認した。移植後に副作用として不整脈が起こることも判明したため、軽減する方法を探る。成果は10日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。

 iPS細胞を使う再生医療の研究では、拒絶反応の起きにくい免疫の型を持つ人の細胞を移植に用いることが多い。信州大などはこうした方法の効果を検証するため、拒絶反応が起きにくい免疫型を持つサルのiPS細胞から心筋細胞を作製。心筋梗塞を起こしたサルの患部の周辺に、この心筋細胞を約4億個、注射することで移植した。

 その結果、心臓の収縮機能は5~10%改善。注射した心筋細胞が周囲の細胞と同じように拍動することも確認した。一方、免疫型の合わないサルの間で移植した場合、拒絶反応が起きて心筋細胞は排除された。

 一方、移植したサル5匹すべてで、移植の約4週間後から不整脈が起きた。ただし3カ月後までに軽減する傾向がみられたため、不整脈の程度を緩和できれば回復は可能とみている。

共有
保存
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

関連キーワードで検索

柴祐司信州大学iPSイナリサーチ京都大学サル細胞心筋細胞

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

北海道 23日 7:01
23日 7:00
東北 23日 7:00
23日 7:00
関東 23日 7:01
23日 7:00
東京 23日 7:01
23日 7:00
信越 23日 7:00
23日 7:00
東海 23日 21:30
23日 7:05
北陸 23日 6:32
23日 6:25
関西 23日 6:32
23日 6:25
中国 23日 7:01
23日 7:01
四国 23日 7:02
23日 7:01
九州
沖縄
6:00
23日 22:40

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報