2019年3月24日(日)

廊下にまで患者 エボラ熱、治療の日本人医師報告

2014/8/12付
保存
共有
印刷
その他

エボラ出血熱が流行するシエラレオネの様子を話す豊島病院の足立拓也医師(11日、東京都板橋区)=共同

エボラ出血熱が流行するシエラレオネの様子を話す豊島病院の足立拓也医師(11日、東京都板橋区)=共同

エボラ出血熱の流行国の一つ、西アフリカのシエラレオネで治療に当たった豊島病院(東京・板橋)感染症内科の足立拓也医師が12日までに病院内で報告会を開き、廊下に患者のベッドが並び、医師や看護師までもが死亡する現地病院の厳しい状況を紹介した。

足立さんは7月10~25日、首都フリータウンから東に車で5時間ほどのケネマという町の国立病院で活動した。

感染が確定した患者と疑いのある患者は病棟が別で、計約60人が収容できるが、「日によっては患者があふれている」状態だったという。病室が足りず廊下にもベッドやマットレスを置き、その間を防護服姿の看護師らが行き来していた。

患者の過半数が助からなかった。7月には対策の第一人者だった現地の医師が死亡したほか、45人の看護師のうち11人が感染、5人が死亡し「非常に大きな衝撃を受けた」と語った。

足立さんは「医療従事者の感染やストによって現場は疲弊し、病院の人繰りが回らなくなってきている」と危機感を述べた。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報