板東消費者庁長官が抱負、消費者教育で行動する市民に
消費者庁長官に着任した板東久美子氏(60)が11日、記者会見し「文部科学省時代の経験を生かして消費者教育を進め、主体的に行動できる市民を育てたい」と抱負を述べた。
着任前に消費者庁創設を推進した福田康夫元首相と面会して励まされたと明かし、「『消費者を主役に』という庁設立時の原点に立つ思いを強くした」と語った。
今後の課題については「森雅子消費者行政担当相はスピード感を持って被害者を救済し、消費者に分かりやすく情報提供するようおっしゃっている。組織のパワーアップに努めたい」とした。
板東氏は1977年に文部省(現文科省)入省。秋田県副知事、文部科学審議官などを経て10日に着任した。〔共同〕