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火星誕生の謎に挑む、探査機開発で協力 JAXAと仏機関

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、火星の衛星に着陸する探査機の開発で、フランス国立宇宙研究センター(CNES)と協力すると発表した。岩石や土を持ち帰り、水を含む鉱物などを詳しく調べることで、火星誕生や進化の謎の解明などにつなげる。2020年代半ばの打ち上げを目指す。

JAXAの奥村直樹理事長とCNESのジャン・イブ・ル・ガル総裁が同日、東京都内で協定に調印した。日本は小惑星探査機「はやぶさ」で実績がある。CNESの技術を生かし、水を含む鉱物を探す観測装置や小型着陸機を共同で開発する。

計画では、2024年9月に探査機を打ち上げる。1年をかけて火星に接近。その後、周囲を回り、フォボスとダイモスという2つの衛星のいずれかに、複数回着陸して表面にある物質を採取する。地球への帰還は29年9月の予定だ。

米国や中国、ロシアは火星本体の岩石や砂などを持ち帰ることを計画しているが、コストや技術的な問題で実施時期は決まっていない。フォボスとダイモスは地球の月に比べるとはるかに小型で重力も小さく、低コストで簡単に離着陸できる利点があるという。

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