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量子暗号で衛星と通信 情通機構、機密情報の安全を実証

情報通信研究機構は、盗聴が不可能とされる量子暗号通信を人工衛星と地上の間でやりとりする実験に成功した。大陸間で通信する機密情報の安全が保てることを実証し、実用化へ大きく前進した。安全保障目的のほか、将来、解読技術が進んでも金融情報や企業機密を保護するのに役立つという。英科学誌ネイチャー・フォトニクスの電子版に11日発表した。

量子暗号通信は量子力学の性質を応用した技術で、盗聴しようとすると情報が読み取れなくなるほか、痕跡も残るため安全性を確保できる。光の粒(光子)に情報を載せてやりとりする。光ファイバーを使った技術の開発が進むが、長距離間の通信だと海底ケーブルをつなぐ中継器から情報が漏れる恐れがあった。

衛星と地上の望遠鏡をレーザー光で結んで実験した。高度600キロメートルの上空を秒速7キロメートルで移動する衛星からの送受信に成功した。微弱な光でも受信できるように望遠鏡の装置の性能を引き上げた。

量子暗号を使った衛星通信については、中国が6月に成功している。情通機構は超小型衛星で成功しており、コストを抑えられるとみている。

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