遠隔授業、高校で解禁へ 離島の教員不足補う

2014/11/11付
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 テレビ会議システムなどを使って離れた場所で学ぶ「遠隔授業」が、来春にも各地の高校で本格的に始まりそうだ。離島や過疎地の高校から解禁を求める声があり、文部科学省が導入を決めた。少子化もあって教員の確保は全国的に課題になっている。外部人材から学ぶ機会を増やすなどの効果も期待されている。

 文部科学省の専門家会議が10日、遠隔授業の制度化を盛り込んだ報告書案を大筋で了承した。文科省は近く関係省令を改正し、早ければ来年春に実現する見通し。

 遠隔授業は大学や通信制高校では採用されているが、全日制や定時制高校は教員と生徒が直接対面する授業が原則で、不登校などの場合を除き認めていない。

 報告書案によると、認められる遠隔授業は生中継が原則で、生徒との質疑応答もできる形式を想定。録画した映像を使う「オンデマンド型」は病気で療養中の生徒などに限定する。参加できる生徒は一般の授業と同じ40人が上限で、不特定多数の生徒が受けられるような形は認めない。

 取得できる単位の上限は、高校の卒業要件(74単位)の半分以下とした。成績評価は、受信側の学校と協議しながら配信側の教員が行う。

 遠隔授業は離島や遠隔地以外でも活用可能で、報告書案も「より多様な学習機会を得られる」として導入を促した。具体的には、高校の教員免許を持った研究者らの授業などが行いやすくなる、と文科省はみている。

 高校の教員は教科ごとに専門が分かれている。離島などでは全教科の担当を確保するのが難しく、専門外の教員が特例的に教えることが多い。また少子化で高校の生徒数は1990年度の約579万人をピークに2013年度は約350万人に減少。教員数も減少傾向で、教科担任を確保するのが課題になっている。

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