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ひき逃げ事件で無罪判決 地裁、捜査のずさんさ指摘

さいたま市で昨年6月、当時9歳の男児をひき逃げしたとして、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた埼玉県の男性(46)に、さいたま地裁が無罪(求刑懲役2年)の判決を言い渡していたことが10日、関係者への取材で分かった。判決は1日。

井下田英樹裁判官は、「県警の捜査報告書に誤記載がある。犯人性を肯定するため証拠の評価を歪曲(わいきょく)し作り出したと批判されても仕方ない。恣意的な証拠収集がないか疑念を抱かせる」と指摘、捜査のずさんさを非難した。

男性は同市の交差点で自転車の男児と衝突し、鎖骨骨折のけがを負わせ逃げたとして約6カ月後に逮捕、起訴された。事故翌日には車の傷を修理していたが「傷の原因は分からない」として一貫して無罪を主張した。

判決によると、県警は「現場付近の防犯カメラに男性と同車種で傷がある車が写っている」などとの捜査報告書を作成したが、詳細な解析をしておらず、井下田裁判官は「写真にゆがみがあり、車種や傷の有無は判断できない」と認定した。

地検の片山巌次席検事は「上級庁と協議の上、対応したい」とコメントした。〔共同〕

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