2019年3月26日(火)

関東・東北南部で大雨、栃木で1人不明 土砂崩れや氾濫相次ぐ

2015/9/10付
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記録的な大雨となった関東地方と東北地方南部では10日、土砂崩れや河川の氾濫などの被害が相次ぎ、栃木県内では1人が行方不明となったほか、1人が心肺停止のもよう。福島県では川の氾濫により313世帯833人が孤立状態となった。気象庁は11日にかけても関東から北日本の広い範囲で猛烈な雨が降る恐れがあるとして、引き続き警戒を呼びかけた。

冠水した宇都宮市内の道路を走る車(10日午前)=共同

冠水した宇都宮市内の道路を走る車(10日午前)=共同

栃木県日光市の今市消防署によると、10日午前10時半ごろ、日光市板橋で男性2人が水中で見つかったと通報があった。救助されたが、20代の男性1人が心肺停止とみられる。

また10日午前3時50分ごろ、鹿沼市日吉町で「山崩れが起きた」と、付近の住人から救助を求める110番があった。住宅3棟に土砂が流れ込み、埋まった住宅1棟にいた男女2人のうち男性が救助されたが重傷、女性が行方不明になっている。消防などが救助に当たっている。

県警によると、鹿沼市で救助されたのは小林敏夫さん(65)で、同居の妻(63)と連絡が取れていないという。ほかの2棟の住人は避難して無事だった。

福島県によると、大雨の影響で同県南会津町の舘岩川が氾濫。川沿いの国道が削り取られるなどして、同町舘岩地区の313世帯833人が孤立状態になっている。

茨城県の鬼怒川では10日午前8時までに、常総市若宮戸付近、筑西市船玉、伊佐山付近の計3カ所で越水が発生した。

常総署によると、同8時20分ごろ、常総市若宮戸で「腰上まで水が来て、ブロック塀に上がり避難している」と通報があり、3人が取り残されていることが確認された。県警がゴムボートで救助に向かっている。ほかにも付近で家の中や車の上に人が取り残されているとの通報が相次いでいる。

茨城県によると、9日夜には同県境町の染谷川でも越水が起きた。古河市でタクシーが冠水した道路で身動きできなくなり、運転の男性(71)が低体温症となった。境町の女性(36)は浸水した建物内で足をとられ柱につかまった際に肩を脱臼した。

総務省消防庁によると、台風18号に関連する負傷者は9日以降、全国で計17人、建物の破損や浸水は375棟に上った。

交通機関にも影響が出た。JR東日本が山形新幹線で福島―新庄間の終日運休を決定したほか、在来線も日光線全線や奥羽本線、両毛線などの一部区間で運転を見合わせた。

気象庁は、福島、埼玉、千葉各県の一部でも「特別警報級の大雨が降っている」として厳重な警戒を呼び掛けた。

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