愛知県警北署、庁舎内に盗聴器 全署に点検指示
愛知県警北署(名古屋市北区)の庁舎内で使用していた電源タップに盗聴器が仕掛けられていたことが10日、分かった。県警は何者かが意図的に設置した疑いもあるとみて調査を進めるとともに、県内の全署に緊急点検を指示した。
県警によると、盗聴器は今月初旬、庁舎内の警察官らが業務を行う部屋で見つかった。署を訪れた一般の人は通常出入りしない部屋で、盗聴器は複数の差し込み口が付いた電源タップの内部に取り付けられていたという。
民間人が「署から不審な電波が出ている」と通報。指摘を受けて庁舎内を調べたところ、盗聴器が見つかったという。県警は電源タップを使い始めた時期などの確認を急いでいる。