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加計学園の獣医学部、認可の判断「保留」 大学設置審方針

(更新)

学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画を審査している文部科学省の大学設置・学校法人審議会(設置審)が認可の判断を当面保留する方針を固めたことが10日、関係者への取材でわかった。同学園が申請していた教育内容・組織などに不十分な点があると判断したとみられる。

岡山理科大の校舎に掲示されている加計学園の文字(岡山市)

今月下旬に予定していた、獣医学部新設の可否に関する文科相への答申は延期する。設置審は今後、同学園に計画の修正を求めたうえで審査を続け、10月下旬にも改めて認可するかどうかを判断する見通しだ。

加計学園は国家戦略特区制度を利用し、運営する岡山理科大の獣医学部を来年4月、愛媛県今治市に開学する計画案を今年3月に文科省に申請。文科相から諮問を受けた設置審は9日に開いた会合で、認可の判断を保留することを決めた。

設置審は大学関係者や専門家で構成され、新設学部の教育課程や施設が適切か、十分な質・量の教員を確保できるか、財務状態は健全かといった点を審査する。審議内容は日程も含めて非公開。

これまでの審議の過程で加計学園は設置審の指摘を受け、当初160人としていた入学定員を140人に減らし、教員数を増やすなど当初案の一部を変更していた。

設置審は大学や学部の新設の申請に対し、審査を経て「認可」や「不認可」を答申するが、「審査継続(保留)」として判断を先送りする場合がある。昨年は68件の申請に対し、8月下旬時点で15件が保留となった。

同学園の獣医学部新設計画を巡っては、首相官邸の便宜供与や同省への圧力があったとして野党側が追及している。

加計学園は「文科省から正式な通知や連絡を受け取っておらず、コメントは差し控える」(秘書室)としている。

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