児童ポルノ被害、過去最悪の383人 15年1~6月
今年上半期に児童ポルノの被害が確認された子供が過去最多の383人だったことが10日、警察庁のまとめで分かった。自らを撮影する「自撮り」の写真を加害者にメールで送り、脅されるなどの被害に遭った子供が156人で約4割を占めた。
被害者のうち小学生以下は60人で、ほぼ半数が強制わいせつなどの被害を受けて裸の画像などを撮影されていた。自撮りによる被害は中高校生がほとんどで、交流サイトを通じて加害者と知り合うケースが目立った。
児童ポルノの製造や流通に関連して摘発した事件は831件、摘発人数は659人となり、いずれも2000年の統計以降で過去最多。昨年7月から罰則対象となった盗撮による児童ポルノ製造の摘発は36件だった。