糖尿病の透析予防、早期指導7割で悪化抑制

2015/11/10 11:56
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日本病態栄養学会は10日までに、糖尿病によって腎臓の機能が落ちる糖尿病性腎症の患者に、人工透析が必要になる前の早い段階から適切な食事や運動などを指導したところ、約7割が1年間にわたり病状の悪化を抑えることができたとの調査結果を明らかにした。

2012年度の診療報酬改定で「糖尿病透析予防指導管理料」が導入され、腎症患者に対し医師、管理栄養士、看護師らが連携して指導を始めた。病状に応じ、食事のタンパク質、炭水化物、塩分の調節、ウオーキングなどの運動を促す。

学会は指導を受けた全国6施設、755人の患者を1年間、追跡調査。79%の患者が血糖の状態の維持または改善に成功し、腎機能も76%が維持、改善した。

多くの糖尿病性腎症患者は、1~2年で透析が必要な状態に悪化するとされる。早期の指導で透析患者が減ったとのデータはまだないが、予防できれば生活の質の維持や、1人当たり年間約500万円かかる透析の医療費削減にもつながる。〔共同〕

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