2019年1月16日(水)

太平洋の海中、酸性化進む 気象庁が確認

2015/11/9 21:38
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気象庁は9日、太平洋の海中で酸性化の進行を確認したと発表した。海に大気中の二酸化炭素(CO2)が溶け込んだことが原因とされる。酸性化が進むとCO2を吸収しにくくなって地球温暖化が加速するほか、サンゴなどの海の生態系への影響も懸念される。

気象庁は1992年以降、深さ150~800メートルの海中で、酸性度を示す水素イオン濃度指数(pH)を解析している。日本の南海域では10年平均でpHが0.025~0.008下がり、酸性に近づいていた。

この深さの海中はpH8.0~7.5程度の弱アルカリ性。大気中のCO2が増えると海水に溶け込むCO2が増え、その結果酸性化する。酸性化が進むと海がCO2を吸収しにくくなり、温暖化が進むとされる。

また、酸性化で海中の生き物が骨格や殻を作ることが難しくなり、サンゴや貝類の成長を妨げる恐れがある。プランクトンの小型化や減少にもつながるとされ、気象庁は「水産業など経済活動への影響も懸念される」と説明している。

気象庁は昨年11月、太平洋の海面付近の酸性化を確認。今回は初めて海中の状態を解析した。

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