2019年1月22日(火)

真田丸の盛り土か、初の学術発掘で見つかる

2016/12/9 21:32
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大坂冬の陣(1614年)で真田信繁(幸村)が大坂城の南に築いた出城「真田丸」があったとみられる大阪市天王寺区で学術的な発掘調査が行われ、9日、成果が発表された。真田丸が対象の学術発掘は初めて。

真田丸跡の学術発掘で見つかった盛り土の痕跡と千田教授(9日、大阪市天王寺区)

真田丸跡の学術発掘で見つかった盛り土の痕跡と千田教授(9日、大阪市天王寺区)

地元住民らが調査組織(会長=千田嘉博・奈良大教授)をつくり、大阪府・市教育委員会などが協力した。真田丸の実相は今なお謎に包まれているが、「位置や規模に関する有効な情報が得られた」としている。

明治期の地籍図や終戦直後の航空写真を分析し真田丸の位置を推定。地中レーダー探査で、幅40~50メートルの堀が地中に埋没しているのを確認した。堀に隣接していたとみられる場所を発掘したところ、江戸期より古い盛り土の跡を見つけた。築造時の整地や基礎固めなど、真田丸に関連する可能性があるという。

千田教授は「真田丸の痕跡が今も微地形として残っていることが証明できた」と説明。「全体は四角形で東西300メートル、南北350メートルだったとみられ、従来の推定より大規模だった可能性がある」との見方を示した。

真田丸の位置や規模を巡っては諸説ある。全体も半円形や四角形などと見方が分かれ、議論が熱を帯びている。

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