2019年1月24日(木)

IBM賠償確定、スルガ銀に41億円 システム訴訟で最高裁決定

2015/7/9付
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銀行業務の基幹システムが契約通りに開発されなかったとして、スルガ銀行(静岡県沼津市)が日本IBM(東京)に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(千葉勝美裁判長)は9日までに双方の上告を退ける決定をした。IBMに約41億7千万円の支払いを命じた二審・東京高裁判決が確定した。決定は8日付。

スルガ銀は2004年、銀行業務を処理する新たな基幹システムの開発をIBMに委託したが、IBMは開発を途中で中止した。このためスルガ銀は契約違反だとして、支払い済みの開発費など約115億円の賠償を求めてIBMを提訴した。

一方、IBMは「中止したのはスルガ銀の協力義務違反が原因。開発費も適切に支払われていない」として損害賠償を求めて反訴した。

一審・東京地裁は、IBMがシステムを完成させて納入する義務に違反したとして約74億1千万円の支払いを命じた。

二審・東京高裁もIBMの過失を認めたが、同社が設計通りにシステムを開発できないと認識し、スルガ銀への説明義務が生じたのは契約の最終合意締結段階だったとして賠償額を減額した。

IBMの反訴については一、二審とも請求を棄却した。

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