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JAXA、火星の衛星へ22年にも探査機 岩石など採取

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、火星の衛星フォボスやダイモスに着陸し、岩石などを地球に持ち帰る探査機を2022年にも打ち上げる計画を明らかにした。小惑星探査機「はやぶさ」などの技術を生かし、火星の歴史や太陽系の成り立ちの解明につなげる。将来の月や火星の有人飛行に向けた技術を確立させる狙いもある。

政府の宇宙政策委員会の小委員会で計画を報告し、大筋で了承された。宇宙政策委で正式に認められれば、文部科学省は16年度の概算要求に関連予算を盛り込み、宇宙機構が開発に着手する。総開発費は約300億円になる見通しだ。

フォボスとダイモスは1870年代に発見された。球形ではなくゆがんだ形状をしており、長径はフォボスが約27キロ、ダイモスが約16キロ。起源は不明で、太陽系が誕生して間もないときにできた小惑星が火星の重力にとらえられて衛星になったという説と、小惑星が火星に衝突してできたという説がある。

岩石や砂を持ち帰って調べれば、どちらが正しいか決着をつけられるという。火星が誕生したころの様子や、太古の火星に大量にあった水がなくなった理由の解明にもつながると期待される。

火星の衛星から岩石や砂を持ち帰る計画はロシアが先行し、11年に探査機を打ち上げたが、予定の飛行軌道に乗らず失敗している。

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