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薬師寺東塔で「立柱式」 中心の柱を据え直し

約110年ぶりの解体修理が進む奈良市の薬師寺東塔(国宝、高さ約34メートル)で9日、心柱を据え直す「心柱立柱式」が開かれた。読経が響く中、高さ約18メートル、重さ約4トンの心柱がクレーンでつられ、工事関係者が紅白の綱でゆっくりと引っ張って塔の中心に立てた。

心柱は2本の大木を継いで1本としている。約900人の参列者が見守る中、上下2本のうち、根元部分に補修材を継ぎ足すなどの修理を終えた心柱の下部を心礎に立てた後、木づちで心柱を打つ「根固めの儀」が行われた。

解体修理が進む薬師寺東塔で開かれた「心柱立柱式」で、心礎に立てられる心柱(9日午後、奈良市)=共同

同寺などによると、塔の土台である基壇がもろくなっていることが解体修理で判明。基壇は鉄骨鉄筋コンクリートの新しい土台で覆って保護し、心柱以外の柱はその上に立てる。塔の修理は2020年に終わる。

薬師寺は7世紀末に藤原京(奈良県橿原市)に建てられ、平城京遷都に伴って718年に移転された。

薬師寺の村上太胤管主は式終了後、報道陣に対し「無事に心柱が元の位置に戻ってほっとしている。1300年前の人の心を引き継いで、これから千年、2千年と塔を残していけるのではないか」と話した。〔共同〕

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