2019年1月20日(日)

「追悼の心は同じ」 両陛下迎えたパラオの日系人ら

2015/4/9付
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【コロール(パラオ)=共同】天皇、皇后両陛下を迎えたパラオでは、現地の日系人や日本統治時代を生きた住民らが訪問を心待ちにしてきた。

「地図で見えないような小さな島を、戦争から70年が過ぎても天皇陛下が忘れていないことがありがたい」。中心地コロールに住む金城フミコさん(83)は父が沖縄出身の日系人。小学校では、東京の皇居がある北に向かって最敬礼するのが日常の風景だった。

戦時中に疎開したジャングルでは、食べ物が手に入らず飢えに苦しみ、亡くなった人もいる。激戦となったペリリュー島などで多くの兵士が戦死したことも思い「いまだ山に眠っている遺骨もあります。もしできるなら、その人たちの思い出の歌を両陛下に聞いてもらいたい」。

元駐日パラオ大使のミノル・ウエキさん(84)は戦後、日系人が集う「サクラ会」をつくり、日本からの慰霊団の受け入れにも尽力。「失った肉親を思う心は私たちも同じ。亡くなった人たちのために両陛下が来てくれることがうれしい」と話した。

両陛下が9日に慰霊に訪れたペリリュー島。小学校で体育教師を務めるアレックス・クルーズさん(49)によると、児童たちはウエルカムボードを作ったといい、「この子たちが大きくなったとき、二度と戦争が起きないことを願っている」と語った。

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