2019年8月23日(金)
スポーツ > ニュース > 記事

柔道・大野「重圧に勝てた」 初出場で金メダル

2016/8/9 13:36
保存
共有
印刷
その他

【リオデジャネイロ=伴正春】「柔道のすばらしさ、強さ、美しさを伝えられたと思う」。初出場で金メダルを獲得した柔道男子73キロ級の大野将平選手(24)。日本の「お家芸」ながら男子が金メダルを逃した前回ロンドン五輪の雪辱を見事に果たした。

前をにらみつけるような表情で決勝戦の舞台に登場した大野選手。準決勝までと同様に多彩な技で冷静に攻め続け、中盤の小内刈りで勝負を決めた。

「金メダルを取って当たり前という声が聞こえていた」。試合を終えると、少しほっとしたような表情を浮かべて「重圧に打ち勝つことができた」と話した。

スタンドで声を張り上げて応援していた兄の哲也さん(26)は「本当によかった」と涙で声を詰まらせた。小学校から柔道を始め、大野選手と同じ全寮制の柔道私塾で学んだ。練習後、個別に弟を指導することもよくあったという。

勝利の瞬間は「胸にこみあげるものがあった。まさか自分が泣くとは思っていなかった」。

大野選手は名門・天理大柔道部で主将を務めていた3年前、部内で暴力事件が発覚し、登録停止処分を受けた。「天国から地獄に落ち、それでも柔道を続けてきてよかった。生意気だけど自慢の弟です」とたたえた。

大野選手を指導する天理大の穴井隆将監督(32)は「世界一まじめに、真摯に取り組んできた柔道家」と話す。試合中は冷静な表情を崩さなかった大野選手だが、表彰式後は穴井さんと涙を流した。穴井さんは「この4年間はお互いに辛い涙しか流していない。喜びの涙は今日が初めて」と笑顔で語った。

保存
共有
印刷
その他

柔道のコラム

関連キーワード

電子版トップスポーツトップ

スポーツニュース 一覧

 2024年と28年の夏季五輪をパリとロサンゼルスで開催するのが確実となった。両都市での開催はともに3回目と、ロンドンに並びトップに立つ。夏季、冬季を合わせて五輪を2回以上の開催(予定含む)は東京を含 …続き (1日 13:22)

 2024年と28年の夏季五輪をパリとロサンゼルスで開催するのが確実となった。両都市での開催はともに3回目と、ロンドンに並びトップに立つ。夏季、冬季を合わせて五輪を2回以上の開催(予定含む)は東京を含 …続き (1日 13:22)

 【ジュネーブ=原克彦】国際オリンピック委員会(IOC)は31日、2028年夏季五輪の開催都市をロサンゼルスに決めたと発表した。IOCは24年大会に立候補しているロサンゼルスとパリを、24年と28年に …続き (1日 9:00)

ハイライト・スポーツ

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。