2018年2月26日(月)

未成年の大麻摘発6割増 16年上半期、警察庁まとめ

2016/9/8 22:42
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 今年上半期(1~6月)に全国の警察が大麻事件で摘発した人数は1175人で、前年同期より233人(24.7%)増えたことが8日、警察庁のまとめでわかった。特に未成年者は6割以上の増加。危険ドラッグの規制強化で大麻に流れた若者が多いとみられる。覚醒剤密輸事件での押収量は、沖縄県で大量の覚醒剤が見つかる事件があり、前年の6.5倍に増えた。

 警察庁によると、大麻事件で摘発されたのは20代が480人で最も多く、前年同期を88人上回った。次いで30代の397人(70人増)だった。14~19歳の未成年者は94人(36人増)と6割以上増加。このうち中高生は4人から18人に急増した。

 一方、危険ドラッグは473人で同215人(31.3%)減った。規制や取り締まりが強化されたことが背景にあるとみられる。危険ドラッグを使用した425人について調べたところ、46.1%にあたる196人がインターネットを通じて入手していた。

 覚醒剤密輸は、5月に沖縄・那覇港で停泊中のヨットから597キロが見つかる事件があり、全体の押収量を押し上げた。7月には警視庁が154キロを押収。覚醒剤の密輸入の統計が残る2002年以降で最多だった13年(年816.1キロ)をすでに更新した。

 覚醒剤事件の摘発件数は33件で、前年同期から16件減った。内訳をみると、最も多いのは海外に出向いた「運び屋」が航空機に持ち込む手口。16件とほぼ半数を占めた。ただ前年同期の半分に減った。

 税関などでの目を逃れるため、海外から船舶で日本近海に運び沖合で積み替える手口が10年ぶりに確認され、警察庁は「手口が分散化する傾向がみられる」としている。

 覚醒剤事件で摘発されたのは4864人で前年同期より212人(4.2%)減った。このうち暴力団の構成員らが48.1%を占めた。

 覚醒剤1グラムあたりの末端価格は2009年は9万円だったが、12年以降は7万円と下がった。警察庁は、流通量が増えたことが影響しているとみている。

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