2018年12月10日(月)

ブータンでラーメン店熱気 高地でスープ作り苦心

2017/6/13 12:10
保存
共有
印刷
その他

ブータンの首都ティンプーで、ブータン人男性と日本人女性の夫婦が経営するラーメン店が人気だ。国内産の食材にこだわった手作りの麺やスープで、首相も家族連れで訪れるほど。夫婦は「ラーメンを通じて日本のさまざまな文化を知ってほしい」と期待を寄せる。

店主のツェリンさん(39)は、旅行でブータンを訪れていた桜井清香さん(41)と知り合い、2009年11月に結婚。移住した茨城県つくば市でラーメン店に勤務したのをきっかけに、ラーメンのとりことなった。

専門学校にも通ってラーメン作りを学び、古里のブータンで唯一となるラーメン店を開くことを決意。昨年「HAYATE」を開店した。

だがブータンでのラーメン作りは容易ではない。ティンプーは標高約2300メートルの高地で、水が90度ほどで沸騰するため「スープを煮込んでも濃くならない」(ツェリンさん)が、試行錯誤を重ねた末、うま味のあるスープを実現させた。方法は企業秘密だという。

スープ作りに用いる野菜は全てブータン産。麺は日本から購入した製麺機を活用する。「ブータンはまだ貧しい国。自国の食材を使えば、農家の助けにもなる」とツェリンさん。

昼食時には行列ができるほどで常連客も多い。家族と店を訪れていたペマドルカルさん(13)は「テレビや漫画でラーメンを見たことはあったが、甘いものだと思っていた。とてもおいしい」と話し、笑顔で豚骨ラーメンをすすった。(ティンプー=共同)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報