高取城跡で新たな遺構発見 三大山城、航空レーザー測量で

2015/7/8付
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奈良県立橿原考古学研究所と航空測量会社のアジア航測は8日、日本三大山城の一つとされる国史跡、高取城跡(高取町)をレーザー装置搭載のヘリで測量し、郭(くるわ)とみられる平たん地など14の遺構を新たに見つけたと発表した。

高度500メートルからレーザー光を毎秒20万回照射し同城跡とその周辺の約5平方キロメートルを測量。詳細な立体地図を作製して分析し、既存の城の構造図(縄張り図)などには記載されていない平たんな造成地4カ所、尾根を分断した「堀切」8カ所などの遺構を発見した。

同研究所は「立体地図により各施設がどう配置されているか視覚的に明確になった。築城の過程を考える上で有力な資料になる」としている。

同城は奈良盆地の南の山中に位置し、豊臣秀長の家臣、本多利久が本格的に整備。周囲が約30キロメートルに及ぶ城郭に3層の天守や27の櫓(やぐら)、33の門が立ち並んでいたとされる。岩村城(岐阜県)、備中松山城(岡山県)とともに日本三大山城といわれる。明治時代に破却され、現在は石垣のみが残る。

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