2019年8月26日(月)

博多駅前で大規模陥没 銀行システムに障害

2016/11/8 11:23 (2016/11/8 13:07更新)
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8日午前5時15分ごろ、福岡市博多区のJR博多駅前で大規模な道路の陥没が発生した。現場付近では地下鉄の延伸工事中だった。付近では停電が発生したほか、ガスの臭いもしており、福岡市は周辺に避難勧告を出した。市によると、停電の影響で70代の女性が転倒し軽傷を負った。

陥没したはかた駅前通り。周辺が封鎖され、多くの朝の通勤客に影響が出た(8日午前、福岡市博多区)

陥没は徐々に拡大した(8日午前、福岡市博多区)

陥没範囲は長さ30メートル幅27メートル。停電の影響で博多駅周辺の商業ビルが営業できなくなったほか、銀行のオンラインシステムに障害が発生し、窓口での出入金ができなくなるなど影響が広がった。

陥没が起きたのは、博多駅から西方向にのびる「はかた駅前通り」で、駅から300メートルほどの交差点付近。オフィスや飲食店、商業ビルなどが並ぶ福岡市の中心地域。

県警によると、8日午前5時20分ごろから「道路が陥没している」との通報が相次いだ。警察や消防が確認したところ、大きくえぐられたように道路に穴が開いていた。

周囲にはガスの臭いが漂っているほか、穴の中には水がたまっている。当初は2つの小規模な穴が開き、その後崩落が広がって大きな1つの穴になったとみられる。一部は近隣ビルの土台部分に達しているもよう。市などによると陥没範囲は幅約27メートル、長さ約30メートル、深さ約15メートルに及ぶという。

市交通局によると、現場周辺では当時、繁華街の「天神」方面から博多駅へ市営地下鉄七隈線を延伸する工事が行われていた。作業中の午前5時ごろ、トンネル内で水の噴出を確認し、約15分後に陥没が発生したという。工事の作業員などに被害はない。市は工事と陥没の関連などについて調べている。

県警は周辺の広範囲に規制をかけて通行止めにするとともに、周囲のビルの関係者らに避難を呼びかけている。市は午前、一部地域に避難勧告を出し、近隣の公民館に避難所を開設した。

九電によると、博多駅を含む同市博多区で一時約800戸で停電が発生した。JR九州JR西日本によると、九州新幹線や山陽新幹線、在来線の運行に影響はないが、停電の影響で博多駅構内で一部の営業用設備が稼働せず、エレベーターやエスカレーターなどが使えない場所が出ているという。

ふくおかフィナンシャルグループによると、8日午前にオンラインシステム障害が発生し、傘下の福岡銀行、親和銀行(長崎県)、熊本銀行(熊本県)で窓口での入出金や振り込みができなくなった。一部のATMも使えなくなっている。JR博多駅前の陥没事故の影響だという。

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