カラーコンタクト10製品から色素露出 厚労省、影響調査へ

2015/8/8付
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 瞳を大きく見せたり色を変えたりするカラーコンタクトレンズ(カラコン)を厚生労働省研究班が調査した結果、国内で承認を受け市販されている17製品のうち10製品で、酸化鉄などの色素成分が表面に露出していたことが8日、分かった。4製品は角膜側への露出が確認され、残りの6製品はまぶた側だった。

 今回の調査では色素露出と健康被害との関係は調べていないが、カラコン使用者には目の不調を訴える人も多いとされ、研究班は今後、目にどのような影響を与えているのかを調べる方針。

 研究班によると、精密機器の汚染測定などに使われる特殊な質量分析計を使用。昨年秋時点で市販されていた製品のうち17製品を調査した結果、10製品のレンズ表面から酸化鉄や酸化チタンなどの色素成分を検出した。

 一部製品は「着色はレンズ内部」と、調査結果とは異なる表示をしていたという。

 度が入っていないおしゃれ用カラコンは2009年まで雑貨品扱いで品質や販売に規制はなかったが、目の健康被害の報告が多発。酸素を透過しにくい素材でできたレンズや、着色剤が影響しているとの見方があった。

 このため厚労省は、視力補正用のコンタクトレンズと同様に医薬品医療機器法(旧薬事法)で規制される「高度管理医療機器」に指定。製造・販売に国の承認などが必要となった。国民生活センターが昨年5月に公表した調査で品質が疑われる事例が報告されたため、研究班が調べていた。

 研究代表者で国立医薬品食品衛生研究所医療機器部の●(くさかんむりに配)島由二室長は「研究で科学的根拠に基づいた試験法を示せたのは非常に有益。メーカーはこの成果を活用し、安全なレンズ作りに取り組んでほしい」としている。

〔共同〕

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