列島各地で黄砂観測 気象庁、注意呼び掛け
西日本から北日本の広い範囲で7日から8日にかけ、黄砂が観測された。気象庁は、見通しが悪くなることで、交通機関などに影響が出る恐れもあるとして、注意を呼び掛けた。
気象庁によると、水平方向に見通せる距離を示す「視程」が、熊本市では7日午前3時ごろや6時ごろに8キロへ低下した。北海道函館市でも8日午前0時ごろに8キロとなった。
視程は、10キロ未満で風景がぼんやりとかすむようになり、5キロ未満で車や洗濯物への付着が目立つようになる。2キロ未満では航空機の離着陸などに影響が出る。
7日から8日にかけて黄砂を観測したのは、北海道のほかに青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、群馬、新潟、富山、石川、福井、長野、山梨、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の各府県にある気象台。〔共同〕