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北極で「黒い氷」拡大、融解加速の一因か

千葉大教授らが調査

温暖化が進む北極圏グリーンランドで、微生物が大量に繁殖し氷床が黒くなる現象が確認され、2012年には黒い部分の面積が、四国の1.5倍に相当する約2万7千平方キロメートルに拡大したことが7日、千葉大の竹内望教授(雪氷生物学)らの衛星画像を使った調査で分かった。国際科学誌電子版に発表された。

竹内教授は「黒い氷は太陽光を吸収しやすい。気温上昇に加え、さらに融解を速める一因となっている可能性がある」と指摘している。

竹内教授によると、黒い氷の原因は、藻類やバクテリアなどの微生物などに由来する「クリオコナイト」といわれる直径1~2ミリの物質。クリオコナイトが底にたまった氷床の穴が気温の上昇で解け、氷床の表面に散らばって氷が黒く見える。

研究では、00~14年にわたり7月のグリーンランドの氷床を調査・解析。黒い氷の面積は15年間の平均で氷の露出面の約6%を占め、1年に703平方キロの速さで広がっている。最も面積が広がった12年には00年の7.6倍となる約2万7千平方キロに達した。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、12年9月には北極海を覆う海氷の面積が349万平方キロとなり、観測史上最小記録を更新した。〔共同〕

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