高2少年、女性遺棄容疑 茨城で逮捕「刺して川に」自首
茨城県龍ケ崎市の川で5日に職業不詳、進士康子さん(42)=同県牛久市上柏田2=の遺体が見つかり、茨城県警は6日、進士さんの遺体を遺棄したとして、同県つくば市の県立高校2年の少年(16)を死体遺棄の疑いで逮捕した。
県警によると、少年は「女性とは面識はない。女性を刺して川に遺棄した」などと供述。6月30日に現場付近を自転車で走っていたときに会ったという。進士さんは川の近くの路上で複数回、アイスピックのようなもので刺されたとみられ、上半身を中心に複数の傷があった。少年は5日夜、両親に付き添われてつくば市のつくば中央署に自首した。
逮捕容疑は6月30日、龍ケ崎市佐貫町の西谷田川に進士さんの遺体を遺棄した疑い。
県警によると、5日午後4時ごろ、近くを散歩していた男性(71)が川にあおむけで浮いている進士さんを発見し、110番した。進士さんは発見時、青の半袖Tシャツと青のジーパンを着用、靴は履いていなかった。
進士さんは父親の勝也さん(76)と2人暮らし。勝也さんは6日夜、自宅で取材に応じ「少年に心当たりはない。仕事をしておらず、人との付き合いもあまりなかった。どうしてそうなったのかなと思う」と声を落とした。
近所の住民らによると、進士さんは母親を早くに亡くした。70代男性は「誰かとトラブルになっていたという話は聞いたことがない」と困惑気味に話した。〔共同〕
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