東京消防庁が出初め式 韓国から初参加

新春恒例の東京消防庁の出初め式が6日午前、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。同庁職員や消防団員ら約2700人が参加し、140台の消防車両やヘリコプターを使った災害訓練を実演した。韓国・ソウル消防災難本部の救助隊から初めて4人が参加し、車両から負傷者を救出する訓練を行った。
午前9時半、音楽隊などの行進で開幕。町火消しの文化を受け継ぐ「江戸消防記念会」がはしご乗りを披露し、高さ約6メートルの青竹の上で演じられる軽業に拍手が送られた。
今回の訓練は、大地震の発生で化学製品を扱う危険物施設で爆発事故が起きたと想定。倒壊した建物から負傷者を救出したり、無人走行放水車や大型化学車で消火したりした。