LGBTの子供 暴言86%経験 学校で、国際人権団体調べ

2016/5/6 21:11
共有
保存
印刷
その他

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは6日、日本の学校での性的少数者(LGBT)の子供に対するいじめの調査報告書を公表した。アンケートに回答した25歳未満のLGBT当事者約450人のうち、86%が「オカマ」といったLGBTへの暴言を、教師や児童・生徒が言うのを聞いたことがあると回答。「教師が言うのを聞いた」も29%に上った。

 報告は「いじめ対策や教員研修が不十分。嫌悪に満ちた言葉が子供を自己嫌悪や自傷に追い込んでいる」と指摘し、教員研修の義務化などを政府に求めた。

 アンケートは昨年、心と身体の性が異なるトランスジェンダーや同性愛などLGBT当事者にインターネットで実施。既に卒業した人には在学中の経験を聞いた。

 LGBTに対する差別的な暴言や冗談を、直近の年度に学校で聞いた経験を複数回答で尋ねたところ、「生徒や教師が言った」が86%、「教師が言った」は29%に上った。暴言を耳にした教師のうち、注意したのは7%にとどまり、60%は特に対応せず、18%は自らも暴言を吐くなどした。

 団体の日本代表、土井香苗弁護士は「日本でもLGBTの人権について議論が出始めたが、理解度はまだ低い。特に子供の問題は見過ごされやすく深刻だ」と話した。〔共同〕

共有
保存
印刷
その他

電子版トップ

関連キーワードで検索

LGBTヒューマン・ライツ・ウォッチ

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

北海道 2:00
2:00
東北 2:00
2:00
関東 9:59
2:00
東京 11:34
1:00
信越 2:00
2:00
東海 11:30
4:00
北陸 2:00
2:00
関西 12:00
11:30
中国 2:00
2:00
四国 2:00
2:00
九州
沖縄
12:16
11:30

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報