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大卒看護師が急増 学部新設・子育て支援進む

大卒の看護師が急増している。2014年の国家試験合格者に占める割合は約30%で、この10年で2倍になった。看護系学部の新設に加え、勤務体系の改善や子育てとの両立支援など、女性が働くための環境整備が進んだことも背景にありそうだ。

看護師になるには、大学や専門学校で必要な学科を修得するなどした後、国家試験を受ける必要がある。大学では一般教養に加え、患者の症例に合わせた看護方法を議論するなど、さまざまな授業を取り入れているところもある。

国家試験合格者に占める大卒者の割合は1999年にはわずか4.6%だったが、人手不足を背景に看護系学部の新設が相次ぎ、05年に14.8%、14年には29.7%に増えた。女性は全体の約94%(12年)。

かつては激務が続いた看護の職場も、少しずつ改善されている。日本看護協会は13年にガイドラインを作成。(1)夜勤時の仮眠時間の設定(2)夜勤後の24時間以上の休息確保(3)勤務の間隔は11時間以上とする――などの具体策を盛り込んだ。出産後も働けるように、院内保育も普及している。

看護師の活躍の場は広がりつつある。国は在宅医療への転換を推進しており、訪問看護のニーズは高い。医師が示した手順書に従って、脱水時の患者の点滴など、特定の医療行為を担う看護師の養成も今後始まる。

京都大の任和子教授(看護学)は「女性であることが不利にならず、キャリアを積めるのが魅力。結婚や子育てで仕事を辞めざるを得なかった母親らが、娘に進学を勧める例も目立つ」と話す。〔共同〕

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