子供の死、4分の1が環境原因 WHO報告書

2017/3/6 12:07
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【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は6日、5歳未満で死亡する世界の子供のうち、約4分の1が大気や水の汚染などの環境が原因とみられるとする報告書を発表した。汚染の改善などで防止できるとして各国政府に取り組みを呼び掛けた。

報告書によると、2012年に5歳未満で死亡した子供は約655万人。このうち約26%に当たる約171万人の死亡は環境が大きな要因だったと推定した。

最も多いのが肺炎など呼吸系疾患で約57万人。大気汚染や受動喫煙などが原因で、ぜんそくは世界的に子供の最も深刻な慢性疾患の一つになっているとした。

清潔な水の不足や不衛生な環境もさまざまな疾患の原因と指摘。下痢を伴う疾患で約36万人、早産などで乳児約27万人、マラリアで約20万人が死亡しているとした。

下痢を伴う疾患はサハラ砂漠以南のアフリカや東南アジア地域で最もひどく、政府の努力で改善できるとした。世界的な問題としては、携帯電話の不十分なリサイクルなどで排出される電子ごみ(有害物質)や、地球温暖化による二酸化炭素の増加などが子供の健康に悪影響を与えている可能性を指摘した。

WHOのチャン事務局長は「子供の未発達な身体には汚染された環境は致命的なものになる」と警告している。

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