福島にサーファー集まれ 名スポットで事故後初の大会

2016/7/6 11:34
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東京電力福島第1原子力発電所事故の避難指示が近く解除される福島県南相馬市で17日、事故後初めて全国規模のサーフィン大会「南相馬市長杯」が開かれる。会場の北泉海岸は世界大会が開催されたこともある名スポット。主催する県サーフィン連盟の室原真二理事長(48)は「事故の前以上にサーファーを全国から呼び込みたい」と意気込んでいる。

北泉海岸は季節を問わず良い波が楽しめるのが特徴。事故前には年間約10万人のサーファーや観光客が訪れていた。毎年開かれていた市長杯は原発事故で中断していたが、地元住民や県外のサーファーから開催を求める声が上がり、復活が決まった。

室原さんは、避難指示が出ている南相馬市小高区の出身。子供の頃から海が好きで、毎年夏になると通い続けた。サーフィンを始めたのは高校3年。北泉海岸を訪れるサーファーの波乗り姿に憧れ「自然を100パーセント感じられるスポーツ」とのめり込んだ。

原発事故でサーファーの姿は一時、海岸から消えたが、2~3年前ごろから戻り始め、現在は週末になると50~60人のサーファーが訪れるように。市長杯には現在、約150人の出場申し込みがあり、そのうち北海道や大阪府など県外からが約7割を占める。

室原さんは福島市に避難しており、今月12日に避難指示が解除されれば年内にも自宅に戻る予定だ。「地元の海ににぎわいを取り戻したい」。海が事故前の姿に戻ることが、ふるさとの復興につながると信じている。〔共同〕

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