九州豪雨、51万人避難指示・勧告 2人死亡2人負傷

2017/7/6 10:39 (2017/7/6 13:52更新)
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記録的な豪雨に見舞われた九州北部は6日、河川の氾濫や土砂崩れなどが相次ぎ、福岡県と大分県で2人が死亡した。福岡県で6人が行方不明となっており、自衛隊や警察、消防などは約7800人態勢で捜索・救助活動を本格化。総務省消防庁によると、6日午前8時半時点で福岡、大分両県などの計約51万7900人に避難指示や勧告が出た。道路の寸断などで交通網にも影響が広がった。

両県などによると、福岡県朝倉市で男性1人の遺体が見つかった。大分県日田市で土砂崩れに巻き込まれた男性1人が死亡し、ほかに女性2人が負傷した。気象庁は両県への大雨特別警報を継続し、最大級の警戒を呼びかけた。

政府は6日午前、関係閣僚会議を首相官邸で開いた。麻生太郎副総理・財務相は欧州訪問中の安倍晋三首相に代わってあいさつし「事態は極めて深刻な状況だ」と強調。被害の拡大防止に全力を尽くすよう指示した。

菅義偉官房長官は臨時記者会見で「できることは何でもやる、との方針で臨んでいる」と語り、自治体の復旧事業などへの国の補助率をかさ上げする激甚災害の指定に前向きな姿勢を示した。

福岡県は6日、朝倉市と一時孤立した東峰村に災害救助法の適用を決めた。大分県も日田市と中津市に適用する。

福岡、大分両県によると、福岡県の桂川町や朝倉市、飯塚市で6人が行方不明。同県で5人、大分県日田市で11人の安否が確認できていない。警戒巡回中に連絡がとれなくなった福岡県職員3人は無事が確認された。

土砂崩れや冠水で各地の道路が通行止めとなった。JR九州は日田市内で鉄橋が流されたJR久大線の復旧に「かなりの時間を要する」と発表した。

大分、福岡両県では企業の生産活動や物流にも影響が出ている。ダイハツ工業は6日、軽自動車などを生産する大分工場(中津市)の稼働を6日午後も休止することを決定。宅配便の集配も一部地域で遅れている。

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