/

88歳女性を50時間ぶり救出 中国地震、自宅がれきから

【魯甸=共同】中国雲南省昭通市魯甸県で起きた地震で5日夕、88歳の女性が発生から約50時間ぶりに自宅のがれきの中から救出された。新華社電が伝えた。大きなけがもなく、ほぼ健康な状態だという。

女性は崩れた柱などがつくったわずかな空間の中で生き延びていたとみられる。女性の息子ががれきの中で動きがあるのを見つけ、軍の兵士らが約3時間半かけて救出した。

地震の死者は、多数が家の中にいて逃げ遅れた子供や老人とみられる。全壊したのは、れんがと土でつくられた粗末な家屋がほとんどで、政府が進める耐震強化策から貧しい農村部は取り残されている。

国連児童基金(ユニセフ)中国事務所は、魯甸県の人口約40万人のうち、3分の1が子供と推定。震源地である同県竜頭山鎮では、毛布にくるまれた小さな遺体が数多く運び出され、全壊した民家のがれきの中には、小さな靴や小学生用の教科書なども目立つ。

魯甸県は4分の1以上が貧困層。地元民は、竜頭山鎮中心部では「住民の3分の2が都市部へ出稼ぎに出ている」と話す。両親が出稼ぎ中で、子供の面倒を見ていた老人らが家屋に押しつぶされたケースが多い。

政府は民家への耐震策を進めているが、新華社は「年収が4300元(約7万1千円)しかない魯甸県の農民にとって、耐震建築に要する十数万~20万元は天文学的数字だ」と指摘した。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン