2018年12月13日(木)

被災米国人が撮った東北 短編ビデオ集、世界に発信

2016/4/5 20:58
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【ニューヨーク=共同】東日本大震災の被災地で英語を教えた米国人青年らが、宮城、福島、岩手の3県住民へのインタビューを通じて被災地の現在と東北地方の魅力を世界に伝えようと、インターネット上でドキュメンタリーの短編ビデオ集を公開した。

制作したのは、日本の学校で英語などを教える外国青年招致事業(JETプログラム)で2008年から10年まで宮城県大郷町に滞在したウェスリー・ジュリアンさん(29)=米シカゴ在住=ら「113プロジェクト」のメンバー。

ジュリアンさんは11年3月11日、大郷中の卒業式に出席するため再訪した大郷町で地震に遭遇した。震災では宮城県石巻市に派遣されていたテーラー・アンダーソンさん(当時24)ら米国人2人も犠牲に。ジュリアンさんは「震災が人生を一変させた。地域との絆が強まった。テーラーさんが亡くなり、命の重みを一層感じるようになった」と話す。

113プロジェクトは、米国に戻ったジュリアンさんがJETプログラムOBのダニエル・マーティンさん(30)と知り合い、被災地支援や14年公開のドキュメンタリー映画「東北友」の制作を進める過程で生まれた。

14年、3県に住む酒造家や農家、大学生、JETプログラム終了後に住み着いた米国人女性ら計14人にインタビュー。被災地の現状や将来への希望などを語る様子を、地域の映像と共に12本のビデオ集にした。

「一人でも多くの人に地域の今を見てもらいたい」とジュリアンさん。マーティンさんは短編集が「東北を発見してもらうための"窓"になれば」と期待している。

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