メラニン色素の移動の様子解明 京大チーム

2016/12/5 22:06
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 紫外線などから体を守るメラニン色素が皮膚の表皮の細胞に移動する様子を、高性能の顕微鏡を用いた動物実験で明らかにしたと、京都大の高橋淑子教授(発生生物学)らのチームが英科学誌電子版に発表した。

 これまで色素移動についてよく分かっていなかったが、関与するタンパク質も特定したという。

 成果を人に応用できれば、肌がまだらに白くなる白斑症状や、皮膚がんなどメラニン色素が関わるとされる病気の治療のほか、染みなどに対する化粧品開発に役立つ可能性があるとしている。

 チームは、色素細胞が表皮全体にあるという、人と似た特徴を持つニワトリの胚を、高い解像能力を持つレーザー顕微鏡で観察。メラニン色素の粒が色素細胞内で作られた後、膜に包まれて先端部分から飛び出し、隣接する表皮細胞に入る瞬間を捉えた。

 移動にはがんの転移にも関与するRhoというタンパク質が重要な役割を担うことも突き止めた。〔共同〕

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