東南ア、温暖化で漁獲量10~30%減 今世紀半ば

2016/9/6 10:16
保存
共有
印刷
その他

地球温暖化に伴う海水温の上昇によって、東南アジアでは今世紀半ばに、水産物の漁獲量が10~30%減る恐れがあるとする報告書を、国際自然保護連合(IUCN)が6日までに発表した。

水温が高くなりすぎて生物の生息域が北上したり、魚や甲殻類のすみかとなるサンゴが白化現象などによって失われたりするのが理由。深刻な影響はインド洋西部やアフリカ東岸にも及ぶとしている。

報告書は、1970年代以降に起きた人為的な温暖化による熱量の9割以上が、世界の海に吸収されたと指摘した。それに伴って海鳥やウミガメ、クラゲ、プランクトンなどの生息域が千キロ以上も北上。このまま温暖化が進むと、繁殖能力や種の多様性への影響が懸念されるとしている。

暖かい海のエネルギーを受けて台風やハリケーンが強大化することも警告する。温室効果ガス削減に加えて、海の保護区の設定や違法漁業の防止によって資源を保全するよう求めた。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]