台風5号、6日朝にも九州上陸 屋久島「50年に一度の大雨」

2017/8/5 19:17 (2017/8/6 1:07更新)
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 強い台風5号は5日、勢力を保ちながら九州の南海上を北寄りに進み、鹿児島県の奄美大島では1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るなど、大荒れの天候となった。気象庁は「屋久島では50年に1度の記録的な大雨になっている」という情報を出した。台風5号は今後、進路を北東に変え、6日朝に九州南部に接近して上陸し、中四国や近畿を縦断した後、8日にかけて日本海へ抜けるとみられる。

黄円は風速15m/s以上の強風域、赤円は風速25m/s以上の暴風域。白の点線は台風の中心が到達すると予想される範囲。薄い赤のエリアは暴風警戒域
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黄円は風速15m/s以上の強風域、赤円は風速25m/s以上の暴風域。白の点線は台風の中心が到達すると予想される範囲。薄い赤のエリアは暴風警戒域

 速度が遅いため影響が長引く恐れがあり、気象庁は、西日本を中心に大雨による土砂災害や河川の氾濫、暴風などに厳重な警戒を呼び掛けた。

 交通も影響を受け、6日は全日空日航など航空各社で鹿児島、宮崎の発着便を中心に計150便以上の欠航を既に決めた。JR九州の在来線も6日は鹿児島、宮崎両県などで始発から運行を見合わせる。

 強風で4日に転倒した鹿児島県屋久島町に住む60代男性は5日に死亡。同県南種子町の港では、漁業の男性(84)が海に浮かんでいるのが見つかり、死亡が確認された。県内では風で転倒するなどして7人が負傷。三重県松阪市の港でも男性(82)が死亡。漁船の様子を見に行き、誤って海に転落した可能性が高い。

 奄美大島の瀬戸内町では住宅への浸水被害があり、約5千世帯の約9千人に避難指示が出た。同町と奄美市では土砂崩れによる通行止めで孤立状態となる世帯もあった。

奄美大島内の冠水した道路(5日)
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奄美大島内の冠水した道路(5日)

 気象庁によると、奄美市では5日午後、1時間に92.0ミリ、24時間に500ミリ以上の雨量を観測し、ともに8月の最多記録を更新。レーダー解析でも、奄美市や瀬戸内町付近で1時間に120ミリ以上の雨が降ったとみられる。強風も続き、屋久島町で瞬間風速39.6メートルを記録した。

 7日午前0時までの24時間予想雨量は多い所で、九州南部600ミリ、九州北部と奄美400ミリ、四国300ミリ。6日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、九州南部・奄美35メートル(50メートル)、九州北部25メートル(35メートル)、四国23メートル(35メートル)。波の高さは7~9メートルで大潮に重なり高潮への警戒も必要になる。

 台風5号は6日午前0時現在、屋久島の南西約30キロをゆっくりとした速さで北東へ進んだ。中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル、中心から半径90キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。〔共同〕

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