神戸大など、海水から魚群割り出し DNA量を解析

2016/3/5 12:19
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海水中の魚のふんや表皮に含まれるDNAの量を解析することで、一定範囲の海域に特定の魚がどれぐらいいるかを把握できたとの研究成果を神戸大や北海道大、京都大などのチームがまとめ、米オンライン科学誌に発表した。

魚の分布調査には、網で捕獲したり魚群探知機を使ったりする方法があるが、時間やコストがかかるのが課題。神戸大の山本哲史・学術推進研究員は「今回の手法は調査地点ごとに海水が1リットルあればよく、広い範囲を短時間で調べられる」と話している。

この手法は特定の魚のDNA量に応じて生息数が分かる仕組み。チームは数種類の魚の分布をまとめて把握することも可能だとしている。

チームは京都府北部の日本海の舞鶴湾にいるマアジを調査した。2014年6月、湾内の47カ所で、水面と海底の水をそれぞれ1リットル採取し、ろ過して残ったふんや表皮、体の粘液などに含まれるマアジのDNAの量を解析するとともに、魚群探知機でもマアジの分布を調べた。

採水場所から半径数十~150メートルごとの分布図を作ると、魚群探知機による調査結果と分布がほぼ一致。網による捕獲調査だと数日かかるが、数時間で終了したという。〔共同〕

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