世界で熱波 イラクは50度突破、インドの死者2000人超
今年の夏、世界各地が熱波に苦しめられている。
海外メディアによると、中東諸国には7月末に熱波が直撃し、イラクでは気温が50度を突破した。エアコン使用などで電力が不足し、停電が頻発。政府は臨時に休日を増やし、日光が直射する場所を避けるよう国民に呼び掛けた。
パキスタンでは熱波による死者が千人、インドでは2千人を超えた。
オーストリアでは記録上、過去約250年で「最も暑い7月」と認定された。イタリアやドイツのアルプスの山々では、氷河が異常な速さで解けていると地元紙などが報じている。
米カリフォルニアの山火事は4日で発生から1週間を迎えた。200平方キロ以上を焼いたが、熱波が対応を難しくしており、終息の見通しは立たない。
一方、アイルランドでは平均気温が13.4度と、7月としては約20年ぶりの低温を記録する地域もあった。〔共同〕