福島の木戸川、サケ漁再開へ簗場補修 避難指示解除の楢葉

2015/10/5付
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東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う避難指示が解除された福島県楢葉町の木戸川で5日、サケ漁の再開に向け、東日本大震災の津波で壊れた簗場(やなば)の補修作業が始まった。

この日、簗場の部材を搬入する車が通れるよう川に鉄板を敷いた。作業は3日ほどかかる予定で、津波で壊れたふ化場や加工場を整備し、18日にも漁を再開する。

地元漁協によると、木戸川は本州有数のサケ漁獲地として知られ、毎年約7万匹を捕獲し、1200万~1500万匹の稚魚を放流してきた。震災時、稚魚約1千万匹のうち3割ほどを放流したところで、ふ化場が津波に襲われた。

漁再開に向け、12年からは遡上してきたサケに放射性物質が含まれていないか検査する試験捕獲を実施。これまでに捕獲した約400匹は全て不検出だった。昨年と今年の春には、近くの漁協から購入した稚魚計2万匹を放流した。

同漁協の松本秀夫組合長は「漁再開は町の復興や帰還促進のためにも大きな一歩。サケが川を埋め尽くす震災前の風景に戻したい」と話した。〔共同〕

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