ノーベル文学賞の65年選考 川端が「日本人で最有力」

2016/1/5 12:10
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【ストックホルム=共同】1965年のノーベル文学賞候補に小説家の川端康成ら日本人4人が挙がり、川端が「日本人の中では最有力」と評価されていたことが、選考主体のスウェーデン・アカデミーが共同通信の請求を受けて4日開示した資料で分かった。

川端のほかに候補となった谷崎潤一郎がこの年の7月に死去。同アカデミーは「谷崎亡き後、川端が日本人候補者の中で最有力だ」と判断していた。ただ、三島由紀夫と詩人の西脇順三郎を含む4人はいずれも最終選考の7人に残らなかった。

この4人が候補になるのは3年連続。63年に最終候補の6人に残った三島については、この年「将来的に検討されるべきだ」と触れられただけだった。

同アカデミーは最終7候補からロシアのショーロホフ、イスラエルのアグノン、英国出身のW・H・オーデンの3人に絞り込み、ショーロホフへの授賞を決めた。アグノンは66年に受賞した。

川端は68年に日本人初の文学賞受賞者に選ばれている。

ノーベル賞の選考過程は50年間にわたり非公開となっている。

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