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ようこそ!離島100名山 絶景などPR「観光の目玉に」

登りやすくて眺めは最高、「離島の名山」へようこそ――。全国各地の離島にある山の魅力をPRして観光振興につなげようと、日本離島センター(東京)が「しま山100選」をまとめた。どの島も船の定期便があるなどアクセスがよく、登山経験の少ない子どもや高齢者でも登りやすい高さ。山頂から大海原や遠くの島々を一望できる絶好の景観も売りだ。

11日は「山の日」。地元自治体は「新たな観光の目玉に」と期待する。

100選に入った山は、礼文岳(北海道礼文町)から宇良部岳(沖縄県与那国町)まで21都道県76市町村にわたる。離島振興に取り組む同センターが昨年11月、登山家らの意見を参考に選んだ。

このうち標高千メートル以上は3カ所だけで、他は千メートル未満。選考に当たり「体力を気にせず、頂上を極める満足感が得られるかどうか」も考慮した。

最近の登山ブームも追い風になっているといい、センターの三木剛志調査課長は「山登りに関心はあるが、高い山は体力的に厳しいと考えている人はぜひ試してみてほしい」と話す。

観光客誘致に動き始めた自治体も。山口県下松市は今春、摺鉢山がある笠戸島のハイキングコースマップを作って地元の宿泊施設などに配布した。「瀬戸内海を見渡せる島の魅力を伝えたい」と担当者。

トレッキングで人気の鬼岳などが選ばれた長崎県五島市は、旅行会社と協力して観光商品の開発を目指す。市の担当者は「世界文化遺産を目指す教会やキリシタン関連の集落も市内にある。100選とあわせて売り込みたい」と力を込めた。

関連業界も注目する。アウトドア大手のモンベルは、グループの出版社からガイドブック「しま山100選」を今月4日に発売。全ての島を実際に訪れたという旅行家の斎藤潤さんが、島の名所や特産品を紹介している。モンベル広報担当の金森智さんは「離島には文化や歴史など好奇心をかき立てる魅力がある。新たな登山客を呼び込む潜在力は十分にある」と期待する。

しま山100選の一覧は、日本離島センターのホームページで公開中。地図や山の標高、登山道の案内など、詳しい関連情報も参照できる。〔共同〕

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