「もったいない」広げよう 環境省がリユース読本
使わなくなった日用品、そのまま捨てるのはもったいない――。環境省は衣類や家具、本、電化製品などの再利用を広めようと、消費者が気軽に取り組むための「リユース読本」を作った。同省ホームページで検索すれば、ダウンロードできる。
1年間に家庭などから出る粗大ごみは約100万トンに上る一方、最近は整理術や必要以上にものを持たない暮らしに関心が高まっている。ネットオークションや宅配便を使った不用品買い取りも盛んだ。
リユース読本は、これらに加え、途上国支援の団体に対する寄付や自治体の取り組みを紹介。売買時にはトラブルを防ぐため、古物商の許可や業界団体の認証を得ている業者を利用するよう呼び掛けた。役に立つ情報や、リユースの関連データが載っているホームページのURLも多く示した。
再利用を広げれば、他の人が割安で使えるようになり、新たなビジネス機会も生まれると強調。製造時に発生する二酸化炭素(CO2)やごみ処理コストの削減につながるとした。〔共同〕